今まで培ったデザイン・プログラミングのスキルや投資した機材・ソフトをベースに、時間や場所にとらわれずにオンラインで活躍するクリエイターたち。自らのSNSアカウント、クラウドソーシングやスキルマーケットを利用して販路を開拓している人も多いことでしょう。
オンラインを駆使して活躍しているクリエイターならではのエピソードがあるはず。今回は、そんな「オンラインで働いているクリエイターあるある!」をまとめてみました。共感できるネタがいくつあるか、ぜひ読んでみてください。
自由度が高い案件はたたき台をつくって意向を確認する
クライアントから「おまかせします」と言われ、「やった!これで自由にやれる」と思うクリエイターはあまりいないでしょう。おまかせは自由度が高いのではなく、先方の意見がどうやら固まっていないらしいと察しがつくはずです。
自分の裁量でアウトプットを仕上げる前に、たたき台をつくってクライアントの意見を聞いてみないと、あとから「思っていたのと違う」という事態になることも。こんなオンラインで働いているクリエイターあるあるを防ぐためにも、クライアントとイメージを事前にすりあわることが大切です。
パソコンだけで成果物を作れて楽勝だと思われる
映像や画像処理、デザインの仕事をしていると、パソコンをサクッと操作するだけで成果物を提供していると思われがち。クリエイターとしてのスキルを磨いたり、機材・ソフトへの投資、より良いアウトプットを生み出すために膨大なリサーチを行ったり、アイデアを何案も考えたり…。試行錯誤している時間が評価されにくい点は、まさにあるある!でしょう。
クリエイターの仕事は、クリエイティブの力で企業やクライアントの問題解決を実現すること。一瞬のひらめきや天才的な発想でクリエイティブが生まれるのではなく、成果物を出す過程には緻密で泥臭い作業が山ほどあります。ということは、クリエイティブ職ではない人たちにはなかなか理解されにくい点でもあります。
さらに、スピード感のある業界なので、デザインやプログラミング技術の最新トレンドを追いかけ続けなくてはなりません。常に情報収集や新しい知識を貪欲に吸収する努力を、普通のことのようにできる人こそ真のクリエイターかもしれません。
9時〜17時(くじごじ)なんて無理!寝る以外は仕事モード
クリエイターにとって成果物は仕事とはいえ、やっぱり愛しいもの。情熱をかけて作品を生み出す時間は、あっという間に過ぎ去ってしまいます。オンラインで働いていると出勤することがなく、特にフリーランスだと時間の縛りもないため、のってきた!と思ってノリノリで仕事をしていると気づけば朝…!ということもあるある!
寝る時間以外はあれこれ編集作業をしていたり、作業をしていなくてもデザインやプログラミングについて考えていたり、Webサイトでトレンドを研究していたり。9時〜17時(くじごじ)という働き方は、実際にはできない人が多いのが現実です。ただ、ときには息抜きをして、家族やプライベートの時間を大切にするのもお忘れなく。
カップはパソコンの隣に置いちゃダメ
オンラインで働いているクリエイターにとって、パソコンを使って作業することは日課になります。のどが渇くので水を手元に置いたり、コーヒーを飲んでひと息ついたりすることもあるでしょう。限られた作業スペースでついやってしまうのが、飲み物の入ったカップをパソコンの横に置くことです。
カップをひっくり返してパソコンにトラブルが起きた、資料が台無しになったというあるある!事態に陥った経験をした人も多いのではないでしょうか?
カップはできるだけ別のテーブルに置くか、フタつきのタンブラーボトルを用意してうっかりリスクを回避しましょう。
夢中になっていたらデータが消えた!いちからやり直し
クリエイターにとってノリノリで作業しているときは、かけがえのない時間。わかってはいても、データの保存作業をしないでついつい作業を続けてしまうこともあります。そんなときに限って起こりがちなのが、不測の事態です。
クラウドで作業しているときに停電が起きたり、コンピューターのトラブルにあったりしてデータが消えてしまうこともあるある!
えっ、何?と思ったときには、データをすべて失ってしまったということも。オンラインで働くクリエイターにとって締め切りを守ることは大切なこと。急いでいちから作業をやり直した経験のある人も多いのではないでしょうか?どんなに作業に没頭していても、データのこまめな保存を心がけましょう。
Web会議やコミュニケーションツールの管理が大変
オンラインで働いていると、打ち合わせに使うコミュニケーション方法はクライアントによってさまざま。クライアントの希望に応じて、クリエイターは柔軟にソフトウェアを使いこなす必要があります。従来のメールに加えて、Skype、Zoom、Teams やChatworkなどを使うため、管理がとても大変に。
毎日同じソフトウェアを使えればいいですが、クライアントによって複数使いわける場合は注意が必要です。
URLは何だったかな?今日は連絡を確認したかな?といった管理上のわずらわしさはあるある!
問い合わせへのレスポンスのよさは、クライアントとよい関係を築くために大切なこと。チェックリストをつくるなどして、確認漏れを防ぐとよいでしょう。
あるある!で共感したら孤独感が薄らぐかも
オンラインで働いているクリエイターにとっては、いつも孤独感がつきまとうのもあるある!でしょう。作品をうみだすのは孤独な作業となるほか、チームやプロジェクトの一員でない限りひとりで案件に対応することになります。
SNSを通じて共感するネタを見つけることで、気持ちを高めるのもひとつの発散方法です。スマートに案件をこなしているように見えるクリエイターも、実は困ったりあわてたりしているもの。今回のあるある!ネタが共感をうんで、仕事への活力になるよう願っています。