ebデザイナーであれば誰もが感じたことのある「良いデザインが思い浮かばない」「正解がわからない」という行き詰まり。クリエイターとしてのセンスは抜群でも、ビジネスとしてやっていくには経営能力も必要です。成果物のクオリティを保ちつつ、収益も上げていかねばならないとなると、生産性を上げ効率よく作業していくことが必須となります。
Webデザイナーにとって有益な情報を得る方法は様々ありますが、Twitterも多くのクリエイターが利用しているSNSの一つです。日頃からTwitterでWebデザインに関する有益な情報収集をしていきましょう。今回は WebデザイナーにおすすめのTwitterアカウントを紹介します。
1.会社員からWebデザイナーを目指す初心者向け:みさ@埼玉Web制作フリーランス(@misaprog)
みさ@埼玉Web制作フリーランスは、金融業界から業界未経験でWebデザイナーになることに成功した女性デザイナーのアカウントです。会社員として勤めながら、独学1年で月収50万円を達成したみささん。Twitterではコツコツ地道に実績を積み上げていく様子が投稿されています。
みささんのアカウントでは「停滞モードを打破する方法」「成長と発達のプロセス」「プログラミングやデザインを学ぶのに年齢・性別・経歴・国籍などは関係ない」など一歩踏み出す勇気が持てない会社員の勇気を押してくれたり、モチベーションをあげてくれるような前向きなツイートばかりされています。
また、みささんのアカウントならではなのは、初心者がクラウドソーシングで案件を獲得するためのサポート企画があることです。サポートを受けたデザイナーは全員案件獲得に成功しているそうなので、クラウドソーシングサイトで思うように案件獲得できないフリーランスの方にもおすすめです。サポート企画は不定期なので、ぜひアカウントをフォローして企画を見逃さないようにしましょう。
みささんはブログも運営されていて、Twitterではブログのリンクを掲載した投稿も行われています。ブログでは独学からデザイナーとして仕事を獲得するまでのステップやポイント、実際にみささんが勉強に使用したテキストや学習法、サイト、youtubeアカウントなどが紹介されていて、みささんと同じように取り組むだけでフリーランスとしてある程度稼げるようになるノウハウが紹介されてます。
フリーランスとして独立するまでの過程が時系列でブログが上がっているので、「クラウドソーシング営業で案件獲得するポイント10選」「会社員→フリーランス独立時にやるべきことを3ステップで解説」など、フリーランスになるまでのステップの中で読者が気になるフェーズの記事のみ読むことができます。
会社員からフリーランスとして独立するノウハウを学びたい方はぜひみささんのアカウントをフォローしましょう。
2.ロゴデザインに強い:さとうコージィ COSYDESIGN Inc. (@cosydesign)
CI/VI・企業ロゴ・ブランドロゴなど、ロゴデザインを専門とするデザイン事務所を経営しているデザイナー・佐藤浩二さんのアカウントです。
Twitterでは佐藤さんの手掛けたデザインの紹介だけでなく、佐藤さんが日々の生活の中で見つけた素敵なデザインの紹介やデザインに関するフォロワーのリツイートもしていて、ロゴデザインに大変役立つアカウントです。佐藤さんはロゴデザインに関わりの深いタイポグラフィへの感性も強く、数々の賞を受賞されています。Twitterのリンクから、佐藤さんの経営する会社「コージィデザイン」のホームページへ飛ぶことができ、コージィデザインが手掛けた数々のロゴデザインやパッケージデザインを見ることができます。ロゴデザインに行き詰まった際に、佐藤さんの作品からヒントを得るのもありでしょう。
また、近年ロゴやタイプグラフィといった単体のデザインではなく、CI(コーポレートアイデンティティ)やVI(ビジュアルアイデンティティ)に注目が集まっていますが、佐藤さんは日頃からそれらを意識して取り組んでいるので、CI・VIに関するノウハウや知識を習得することができます。
ロゴデザインに関する情報が欲しい方は佐藤さんのアカウントをフォローしましょう。
3.20代未経験デザイナーにおすすめ:吉澤カレン (@chankar_e)
20代で未経験・独学でデザイナーを目指している方におすすめのアカウントです。吉澤カレンさん本人が未経験・独学でフリーランスのデザイナーになることに成功しています。
主に Illustrator、Photoshopを活用したグラフィックデザインや、Adobe XD、sketch、Figmaを使ったUIデザインを得意とされていて、イラストレーションやUIデザイン、ポスターデザインなど幅広く実績を積んでいます。経歴としては、2019年2月からフリーランスのデザイナーとして活動をスタート。2019年8月にデザイナーとして企業に入社し、アプリUIやグラフィック、紙媒体の制作を担当しました。その後もデザイン会社にてUIデザイン・SNS運用の経験を積み活躍しています。
Twitterではデザイン技術や知識に関する情報発信というより吉澤さんの日常の投稿が多いですが、これから何かを変えたい、自由で柔軟な働き方を実現したい、デザイナーを目指したいという方の背中を一歩押してくれるような投稿が多いです。
最近noteの投稿も始めたので、未経験・独学でデザイナーを本気で目指している方はぜひ読んでみてください。吉澤さんがデザイナーとして活躍されるまでのステップが具体的に書かれているので、まずは真似るところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
20代で未経験・独学でデザイナーを目指している方は吉澤さんのアカウントをフォローし、吉澤さんのステップを参考にしてみてください。
4.女性や主婦でWebデザイナーを目指す方におすすめ:るちこ/デザインで稼ぐ経営者ママ(@aineruchiko)
るちこ/デザインで稼ぐ経営者ママ(@aineruchiko)は主婦向け・女性向けのアカウントです。るちこさんは2児の母でありながらデザイン会社を経営しており、女性による企業経営のノウハウを発信しています。
るちこさんは芸術大学を卒業後、デザイン会社にアルバイトとして入社。実績を積んだあと、約5年に株式会社ごと譲り受けて、現在は2児の母である異色の経歴を持つデザイナー兼経営者です。旦那様も別業種でサラリーマンをしていたそうですが、現在は夫婦二人三脚で大阪のWebデザイン会社を経営しているそうです。
るちこさんは全てが計画通りで順調な人生ではなかったからこそ、私たちが悩んだ時や迷った時に、行動の後押しをしてくれるようなツイートも多く発信しています。また、経営者というとキラキラしていて自分には無理かも…と敬遠してしまうアカウントも多いですが、るちこさんのアカウントでは綺麗事や前向きな話題だけでなく、時には生活感のあるツイートや、仕事や日々の生活の中で感じる不安や苦しみなども正直に発信していてとても共感できます。
るちこさんはホームページも運営していますが、ホームページではデザイナーになるまでの過程や方法、開業の流れなどより具体的にわかりやすく解説しているので興味がある方はホームページもぜひチェックしてみてください。るちこさんのイラストは可愛くあったかいので、イラストを見ているだけでも癒されます。
主婦やデザイン会社を立ち上げたい女性は、るちこさんのTwitterが参考になるはずです。
5.デザインの基や技術を学べる:ササキ🐱デザイン初心者のアドバイザー(@Zenigame89)
デザインの基礎技術を学びたい方におすすめのアカウントが、デザイナー・佐々木康友さんのアカウントです。論理的でわかりやすくデザイン技術を紹介しています。
佐々木さんの経験を生かして「デザイン学習法」や「デザイナー向けマーケスキル」を紹介しています。Twitterでは佐々木さんの考えが簡潔に発信されていて、デザイナーにとって興味のそそるコンテンツが充実しています。
例えば「デザイナーは常に不特定多数の批判にさらされるので病みやすい職業→身に付けるべきは自分と制作物の分離が大事」「アルファベットを使うとかっこいいデザインが作れるというのは幻想」など、普段なんとなく感じていても具体的に言語化することの少ない考えを発信しています。デザインに関してより詳しくノウハウを学びたい方はnoteのリンクが貼られているのでそちらで学ぶことができます。
「デザイナーにとってのブラック企業は『定時退社』『能力主義』どっち?」「未経験デザイナーのお悩み相談」「余白の操作法」など、興味深い内容が投稿されています。
デザインの基礎技術を論理的に学びたい方は佐々木さんのアカウントをフォローしましょう。
Webデザイナーは有益な情報を得られるTwitterアカウントをフォローしよう
デザインで行き詰まった時、独立に一歩踏み出す勇気が欲しい時、日頃からアンテナを高く持ちデザインに生かしたい人はTwitterから情報を得るのも手です。
特にフリーランスや副業として活躍しているデザイナーはTwitterアカウントを運営している方が大半ですので、「自分はどんなWebデザイナーを目指したいか」「どのような情報を得たいか」「普段は思いつかないデザインを発信している」など様々な観点でフォローしたいアカウントを見つけましょう。
Webデザイナーは明確な答えがない仕事にぶち当たることも多くありますが、自分の頭だけで考えていると悩みすぎたり疲れてしまったりすることもあります。Twitterでは日々様々なジャンルや考えのデザインーが情報発信していますので気晴らしの意味も込めて気軽にアカウントをフォローしましょう。