WEBデザイナーに必要な仕事とは?
役に立つ資格4選

Webデザイナーとしてスキルアップを考えている方は、Webデザイナーに関する資格を取得することも選択のひとつです。

働き方改革で働く時間が制限される中、センスだけではなく仕事の効率性や正確性も重要な能力。資格の勉強を通して机上の知識を習得できるだけでなく、実践的なスキルを得られるので、仕事の効率化や正確性を高めることにつながります。

今回は、Webデザイナーに有用なWebデザイン関連の資格と資格の活かし方を紹介します。

WEBクリエイター能力認定試験

・WEBクリエイター能力認定資格とは

WEBクリエイター能力認定資格とは、サーティファイ認定試験事務局が運営するWebサイトを制作する上で必要な専門スキルを測る試験です。

試験内容は、HTML・CCSに関する基本的な知識のほか、簡単なWebページの作成能力やフォーム・オブジェクトの配置といったデザイン能力を測る内容。試験に合格すれば、Web制作業務のスキルをアピールする際に非常に有効です。

試験では実際にWebページを作り上げていく問題が出題されるので、その過程を通しても机上の知識だけではなく実務で通用するスキルが証明可能です。

WEBクリエイター能力認定資格の試験の認定基準には、エキスパート(上級)とスタンダード(初級)の二種類があります。エキスパートでは知識問題も出題され、スタンダードより使いこなすタグの情報量も増えるためより幅広いデザインスキルがあると証明できます。

・資格の活かし方

未経験者がWebクリエイターとなる場合には、最低限のスキルをアピールできます。特にWeb関連企業、広告代理店では有利になるでしょう。

クリエイターの方はエキスパート(上級)を取得すると、より業務効率が上がりデザインの幅も広がります。

HTML5プロフェッショナル認定資格

・HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5プロフェッショナル認定資格とは、特定非営活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が運営する、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマルチメディア技術に対応した開発・設計能力を認定する資格です。

この資格は実際のプロジェクト現場で活躍できるスキルを重視したもので、ソースコードの分析力や、最新技術に関する出題が多いのも特徴。試験はコンピューターベーステストで、マウスによる選択方式がほとんどですが、キーボード入力問題も多少出題されます。

この資格にはLevel.1、Level.2の二段階があります。

Level.1

マルチデバイスに対応したWebコンテンツ制作の基礎の実力を測る内容

Level.2

システム間の連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力を測る内容

それぞれの認定有効期限は5年です。

・資格の活かし方

Web技術者としてアプリ開発をしたい Webデザイナー、コーダーとして仕事の幅を広げることができます。また、ディレクターやプロデューサーの方でしたら、Level2を取得することで市場価値が上がる可能性があります。

HTML5スキルを活かし、エンジニアとして多方面から仕事を獲得することもできるでしょう。

ウェブデザイン技能検定

・ウェブデザイン技能検定とは

ウェブデザイン技能検定とは、ホームページをデザイン(Webデザイン)する能力に関する資格試験です。Webデザイン業界唯一の国家資格で大変人気があります。

Webデザイン技能検定は、1級から3級に分かれており、級数が上がるごとに受験資格も難易度が上がるのが特徴。3級は受験制限がなく、誰でも受験できますが、2級は2年以上の実務経験が必要、1級の場合は7年以上の実務経験が必要です。試験は学科(マーク方式)・実技(課題選択方式)に分かれます。

・資格の活かし方

3級は未経験からWebデザイナーとして就職・転職する際のアピールポイントとなります。

1級、2級は既にWebデザイン業務に従事しているなら自分のスキルアップや職場での昇進に活かすことができます。

アドビ認定アソシエイト

・アドビ認定アソシエイトとは

アドビ認定アソシエイトとは、デザインソフトとして欠かせないPhotoshop、Illustratorの基本スキルを測る試験です。デザイン系の仕事ではこの2つのアプリケーションを使いこなすことが必須となるため、大変役立ちます。

アドビ システムズ社が公認しているエントリーレベルの資格で、日本では株式会社 オデッセイ コミュニケーションズという会社が運営しています。この資格はアドビが認定する世界共通のグローバルな資格試験のため、認定されたスキルは世界で通用します

・資格の活かし方

印刷会社、出版社、デザイン事務所、広告代理店、Webサイト制作会社などで、デザイナーとして働く際にソフトスキルや作業の効率性・正確性をアピールできます。また、世界共通の資格なので、グローバルで活躍したい方には世界中でスキルを証明できる資格です。

自分のスキルアップに繋がる資格を取得ましょう!

Webデザイナーはセンスをクローズアップされる職業ではありますが、実際現場に立つと納期やクライアントを意識すべき仕事。そのため、限られた時間の中で効率性や正確性、クライアントのニーズを汲み取り表現する力が必要になります。

そういった際に、資格試験の勉強を通して改めてソフトの使い方や作業フロー、技術を学び直すことはこれからのスキルに生きてくることでしょう。

今回の記事をきっかけに、Webデザインに関する資格を取得して、自分のスキルアップに繋げてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

Webクリエイター能力認定試験 https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/

HTML5プロフェッショナル認定資格 https://html5exam.jp/

ウェブデザイン技能検定 https://www.webdesign.gr.jp/

アドビ認定アソシエイト https://adobe.odyssey-com.co.jp/outline/

ライター
danbo
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