Stability AIが新たに発表した画像生成AIモデル「Stable Cascade」を解説!

はじめに

日々、多くのAIツールが登場していますが、Stability AIは「Stable Cascade」という画像生成AIモデルを発表しました。
この技術は、「Stable Diffusion」という既存のモデルを基に、さらなる高品質な画像生成を実現するために設計されています。
この記事では、Stable Cascadeの概要や技術詳細など詳しく解説してきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

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「Stable Cascade」の紹介

Stable Cascadeとは、Stability AIによって開発された最先端の画像生成AIモデルです。
このモデルは、従来の「Stable Diffusion」を大きく進化させたもので、より高速に、より高品質な画像を生成することが可能になりました。その最大の魅力は、家庭用のコンピュータや一般的なグラフィックカードでも、追加の学習や微調整を簡単に行える点にあります。
Stable Cascadeの核となる技術は、「Würstchen」と呼ばれる画像生成モデルに基づいており、画像生成時のVRAM使用量を削減しつつ、学習コストを低減することに成功しました。また、次にセクションで詳しく説明しますが、このモデルは「ステージA」「ステージB」「ステージC」という3つの段階に分かれており、各ステージが特定の処理を担当することで、全体としての処理効率と画像の品質を高めています。
このように、「Stable Cascade」は、高品質な画像生成能力とともに、ユーザーフレンドリーな特性を兼ね備えています。

技術的な詳細

「Stable Cascade」は、特に学習コストの削減と高効率の画像生成に重点を置いて設計されました。
先ほどのセクションでも軽く説明しましたが、3つの段階に分かれた独特のアーキテクチャが使用されています。説明は以下に記載します。

ステージC (テキストをレイテントジェネレーターフェーズ)
ユーザーの入力したテキストを24×24の潜在空間に変換します。
このプロセスにより、画像生成の初期段階で必要とされる計算資源を大幅に削減します。

ステージAおよびステージB (レイテントデコーダーフェーズ)
ステージCで生成された潜在空間を基に、高解像度の画像を生成します。
この2段階の処理により、生成される画像の品質が大幅に向上し、同時に処理効率も保たれます。

これらの技術により、SDXLやPlayground v2と比べても、より高速に高品質な画像を生成することができます

引用元

画像生成性能と柔軟性

Stable Cascadeは、テキストから画像を生成するtxt2imgだけでなく、画像から画像への変換(img2img)にも対応しており、ユーザーはよりクリエイティブな表現を試みることができます。また、ControlNetやLoRAなどの微調整ツールを利用することで、生成される画像の細かなカスタマイズが可能になります。

引用元

まとめ

いかがだったでしょうか?
「Stable Cascade」は高品質かつ高速な画像生成を実現してくれます。この技術によって、一般消費者でも家庭用のハードウェアで容易に追加学習や微調整が可能になり、クリエイティブなプロジェクトにおける表現の幅が大きく広がります。
AIツールは日々進化していきますが、引き続き動向を追っていきましょう!

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