フリーランスに興味があるけど、仕事や収入が安定しないことに不安を持っていませんか?
そんな人におすすめしたいのが、常駐フリーランスという働き方です。企業に出向して働く常駐フリーランスは、安定した収入が得られやすく、かつサラリーマンに比べると自由度が高い働き方です。
この記事では、常駐フリーランスにどのような特徴があるのか、メリット・デメリットを挙げて解説します。この記事を参考にしながら、将来のキャリアプランにぜひ役立ててください。
フリーランスには2種類ある
フリーランスの働き方には、大きく分けて「在宅型」と「常駐型」の2種類があります。
「在宅型」とは、主にプロジェクト単位で契約を交わし、自宅などで作業する働き方です。成果物や業務遂行に応じて報酬が支払われるため、自分の裁量で仕事を進めることができますが、継続して仕事がもらえるとは限りません。
「常駐型」は、案件ごとに企業と契約し、契約先の企業に出向する働き方です。1〜3ヶ月など一定期間での契約となり、契約時に取り決めた一定期間毎に報酬が支払われます。また更新を前提としているケースが多いため、安定して仕事がもらいやすいといった特徴があります。
フリーランスといわれると、自宅やカフェなどで作業をする在宅型をイメージする人が多いでしょう。しかし最近では、常駐フリーランスとして働く人が増えています。案件によって週3〜5日で働くことができるため、安定と自由の両方を叶える働き方ができるとして人気を集めています。
常駐フリーランスのメリット
在宅型と比べ、常駐フリーランスには次のようなメリットがあります。
■収入が安定しやすい
常駐フリーランスは、在宅型と比べると収入が安定しやすいです。
一般的にフリーランスは、仕事が安定していないと思われがちです。しかし常駐フリーランスの場合、案件単位での契約ではあるものの、1つの案件が中長期的に継続するケースが多く、かつ定期的に報酬が支払われます。そのため、比較的収入の見通しが立ちやすいといったメリットがあります。
■案件を受注しやすく、高単価
常駐フリーランスの特徴として、在宅型よりも案件が受注しやすく、単価も比較的高い傾向にあります。
案件を発注する側の企業は、セキュリティ面やプロジェクト進行などの観点から、現場で作業してほしいといったニーズを持つことが多いです。そのため、在宅型よりも常駐型のほうが、案件数が多くなり、常駐フリーランスの方が案件を受注しやすくなります。
さらに現場で作業する方がより高度な依頼ができるため、単価が比較的高くなりやすいです。バックエンドエンジニアの例を挙げると、在宅型での案件は時給2,000円からとなっているのに対し、常駐型では時給4,000円からとなっています。
■作業環境が整っている
常駐フリーランスでは、業務を進めるにあたっての作業環境が整っているというメリットがあります。
在宅型では、業務に必要なPCやソフトはすべて自分で揃えなければなりません。高スペックPCや高価なソフトを個人で揃えるのはなかなか難しく、場合によってはスペック不足で作業が思うように進められないこともあります。
一方で常駐フリーランスの場合、基本的に作業に必要な環境は出向先の企業が用意してくれます。作業環境を整える手間が省けるうえ、必要なものは申請すれば企業側で提供してくれることが多いため、すぐに仕事に取り組めます。
常駐フリーランスのデメリット
常駐フリーランスの特徴が、場合によってデメリットに感じることもあります。具体的に、次のような点が挙げられます。
■企業に出社しなければいけない
常駐フリーランスの場合、企業へ出社しなければいけないため、就業時間や場所が固定されるというデメリットがあります。在宅型に比べると自由に使える時間が限られてしまうでしょう。
また、週5で出勤する場合、正社員とほとんど働き方が変わらないため、何のためにフリーランスになったのかわからなくなってしまうことも。常駐フリーランスとして働く前に、自分が望んだライフスタイルが手に入るかどうか、今一度考えなおしてみましょう。
■正社員よりも結果が求められる
常駐フリーランスは外部から仕事を任されている立場上、正社員よりも結果が求められることが多いです。
正社員の場合、その人の能力や成長目標に合わせて仕事を振られることが多いです。一方で常駐フリーランスの場合、プロジェクトに必要なスキルを持った人員がアサインされるため、即戦力が求められます。そのため、思うように結果が出せなかった場合、契約が更新されないなどのリスクもあります。案件を受注する際には、そのプロジェクトに自分の能力が見合っているか見極めることが重要となります。
■疎外感を感じやすい
同じ会社で働いてるとはいえ、常駐フリーランスは正社員とは扱いが異なるため、疎外感を感じやすい傾向にあります。
この傾向は、正社員が得られる福利厚生が常駐フリーランスは得られない、総会などの社員向けイベントに常駐フリーランスは参加できないなど、特に業務とは直接関係のない場面で起こりやすいです。現場で同じような常駐フリーランスがいれば安心できますが、そうでない場合は、わからない事や不安な事が相談しにくく疎外感を感じる人も少なくありません。そのため、一緒に働く人と業務内外で普段からコミュニケーションをとっていくことが重要といえるでしょう。
まとめ
今回は、常駐フリーランスという働き方とその特徴について解説しました。
常駐フリーランスという働き方は、正社員と在宅型フリーランスとの中間に位置するともいえます。そのため、正社員からフリーランスに切り替えようとしている人に特におすすめしたい働き方です。
なお、ARCHETYPでは、常駐フリーランスの案件も数多く揃えています。今後フリーランスとしてキャリアを形成していきたいと思う方、まずは一度登録だけでもしてみることをおすすめします!