オンラインクリエイターの必須スキル!
マナーを押さえたコミュニケーション術

新型コロナ以降、オンライン中心で活動するクリエイターも増えていると思います。オンラインで活躍するためには、制作スキルのほかにコミュニケーションスキルを磨く必要があります。社会人として勤務実績があれば、入社時にビジネスマナーを学んだ人もいるでしょう。勤務実績がない人も、経験上ビジネスマナーの必要性を感じているはずです。

今回は、オンラインクリエイターがコミュニケーションで積極的に実践すべきビジネスマナーを紹介します。スムーズな仕事の進行につながりますので、ぜひ参考にしてみてください。

報・連・相(ホウレンソウ)が重要!

報・連・相(ホウレンソウ)とはビジネスの基本中の基本マナーとして知られています。報告・連絡・相談のことをいい、仕事をスムーズに進めるために欠かせません。ここではオンラインクリエイターの仕事現場で、それぞれの進め方についてみていきましょう。

報告のタイミングやフレーズ

報告では、クライアントに対して案件の進捗状況をタイミングよく伝えます。完了報告はもちろんですが、大切なのは納期の締め切りまでに中間報告をすることです。クライアントのなかには、「クリエイターさんにクオリティの高い仕事をしてほしいので、納期いっぱいかかっても問題ない」という人もいるでしょう。

ただ受注してから14日間以内に納品してといわれていても、14日目に納品して完了報告すればいいということではありません。大枠が固まった時点で作品をみせて意見を求めたり、途中経過を報告したりして仕事ぶりを伝えることが大切です。「~の件について、報告いたします」「◯日後には納品できる見込みです」と報告しましょう。

連絡のタイミングやフレーズ

稼働状況に変更があった場合には、離席前に必ず連絡しましょう。オンラインでの仕事では、稼働状況について事前に伝えておくことが大切です。土日も22時まで稼働していると伝えてあったのに、プライベートな事情などで無理が生じた場合は事前連絡を忘れてはいけません。進捗状況を報告するときに合わせて「今週末はすぐに連絡がとれません」といったひとことを添えておきましょう。

相談のタイミングやフレーズ

相談は、オンラインでのの仕事をトラブルなく遂行するうえでとても大切。クライアントの指示や依頼内容について判断に迷ったときは、すぐに相談するようにしましょう。クライアントの要望と成果物のミスマッチを避けるためにも、相談内容は具体的かつ簡潔にまとめることがポイントです。

相談内容が長いと混乱を招いてしまったり、クライアントの工程を増やしてしまったりするので、余計なことは書かないよう心がけましょう。「◯◯の件について相談させてください」のあとに「お手すきの際にご回答いただけますと幸いです」を添えると気づかいが伝わります。


クッション言葉を使ってていねいに

LINEでのメッセージのやり取りに慣れていると、クッション言葉にはなじみが薄いかもしれません。お願いするときやお断りをするときにクッション言葉を使うと柔らかな印象になるので、オンラインクリエイターにとって便利なツールです。「恐れ入りますが」「あいにくですが」「お手数ですが」などが代表的なクッション言葉になります。

やりとりで多用すると好まれないこともあるので、頻度に気をつけながら使ってみましょう。「◯時までに回答しますので、恐れ入りますがもうしばらくお待ちいただけないでしょうか?」「あいにく◯日は都合が悪く、△日ではいかがでしょうか?」「お手数ですがご確認をお願いいたします」などが使い方の一例です。


申し送りは簡潔に

申し送りは完了を報告するときに、次の工程を担当する人あるいはクライアントに気になっている点を伝えるための手段。自分がなぜこういう配慮をしたのか、制作の意図などパッと見ただけではすぐにわかりにくい点を補足します。

申し送りは相手の理解を助けるためにおこなうものなので、簡潔にまとめることが大切です。


発注者の立場で伝える技術を磨こう

ときにはオンラインで引き受けた仕事の工程の一部を、ほかのクリエイターに外注することもあるでしょう。外注を通じて、的確に指示をする必要性を経験すると飛躍的にコミュニケーションスキルが向上します。依頼について方向性が決まっていないとあいまいなやり取りになり、結果として成果物も思っていたものと違うものになりがちです。

仕事を発注して希望どおりの成果物を手に入れるためには、できるだけ具体的な依頼文を作成しなくてはなりません。余分なことを書くと相手を混乱させることになり、説明するためにさらに時間をとられることになります。こういった経験をすると、必要なことをきっちり書き出すコミュニケーションスキルが身につくでしょう。


社会人としてのマナーがコミュニケーションの質を変える

今回は、社会人としてのビジネスマナーがコミュニケーションに与える効果について具体的に説明をしました。報・連・相(ホウレンソウ)やクッション言葉が、オンラインクリエイターにとって役立つことがおわかりいただけたかと思います。

申し送りは、クラインアントや次の工程の担当者に成果物への配慮が伝わるので実践しましょう。ほかのクリエイターに仕事をおまかせすることで見えてくるものがあります。コミュニケーションは実践あるのみですので、本記事をぜひ参考にしてみてください。

ライター
Mistyrose
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