インスタの企業事例5選|人気アカウントのインスタグラムマーケティングを紹介

インスタグラムマーケティングや、インフルエンサーマーケティングと呼ばれるのがインスタを使ったキャンペーンや情報発信です。ウィズコロナ時代を経て今後さらに需要の伸びが期待されています。そこで、今回は企業がインスタを活用し成果を出した事例を交えて、インスタグラムマーケティングについてご紹介します。


そもそもインスタグラムマーケティングとは?

今さら聞けない!そもそもインスタグラムとは?

インスタグラムは、ソーシャルネットワークサービス(SNS)アプリです。2019年3月のデータによると、日本での総アカウント数は、3,300万人となっており、LINEの8,400万人、Facebookの4,500万人についで第3位です。

インスタグラムはスマホで画像や動画を簡単に加工できます。完成した画像や動画をリアルタイムに簡単に投稿でき、画像・動画投稿に特化しているのが特徴です。自身のおしゃれな生活やトピックを発信したい若い世代に特に人気があります。

インスタグラムマーケティングとは?

インスタグラムは公式サイトで、「多様なグローバルコミュニティでブランドをシェアして成長させましょう」とアナウンスしています。その言葉通り、主に若年層をターゲットとする企業や商品のマーケティングの場として、広く利用されています。

インスタグラムマーケティングとして現在用いられている方法は4つあります。1つは「オーソドックスな広告」です。ホーム画面にあたるフィードや、写真・動画の投稿やライブ配信されるストーリーズ機能に広告を配信し、2つめの方法のキャンペーンにつなげるのが主な目的となります。

2つめの方法の「キャンペーン」は、プロジェクトに合わせてキャンペーン用アカウントを開設することです。フォロー&いいねや、フォロー&コメント、フォロー&リポストしてくれた人に、プレゼントなどの企画をアナウンスします。これによりフォロワー数やリーチ数の測定が可能で、UGCも多く獲得できます。UGCとは「User Generated Content」の略で、ユーザー生成コンテンツのことです。

インスタグラムは簡単に画像や映像を投稿できるため、UGCを作るハードルが低いです。画像や映像で訴えたいジャンル、たとえばファッションやフード、観光など若年層へのプロモーションに特に適しています。

3つめは「インフルエンサーキャスティング」です。ターゲットから支持を得ているインフルエンサーを起用し、商品を実際に着たり使ってもらったりします。こちらはイメージ戦略として商品の訴求、販促につなげます。しかし、具体的なKPI(「Key Performance Indicator」の略で、重要業績評価指標)が測定できるわけではないため、データ化するためにはキャンペーンとの併用などを検討しましょう。

4つめは特別なキャンペーンを打つことなく、「自身のハッシュタグをつけてくれたインスタグラムをリポスト(シェア機能)する」というものです。地味ですが、ユーザーとのつながりをコツコツ形成でき、とくに視覚に訴える商品に適しています。キャンペーンと併用することも多いため、実際の事例を用いてご紹介します。


インスタの企業事例5選

(株)ヤマダホームズ|おうちを楽しむ家電プレゼントキャンペーン

(株)ヤマダホームズが運営するYAMADA HOMESは、2020年6月1日~30日に、「いいね&フォローでおうちを楽しむ家電プレゼント」を開催していました。いいね&フォローすることで応募資格がもらえるのは、ハッシュタグをつけて投稿するよりも簡単なので、応募率が高くなります。

開催していた6月はコロナ禍だったため、住宅展示場などで来場者数が減少したものと考えられます。無理に来場を促すキャンペーンを打つよりも、家に居ながらにしてインスタからキャンペーンに応募してもらうことで、「おうち時間をどう楽しむか」にユーザーの興味をつなげようとするキャンペーンは適切です。

フォロワーたちも好感が持てるのか、「すっきりしていて掃除するのも楽そうですね」や、「モチロン住みたいです、こんなお家に住めたらおうち時間がますます楽しくなりますね」といったコメントを寄せています。

ポッカサッポロフード&ビバレッジ|わたしのポッカレモン投稿キャンペーン

こちらは企業アカウントをフォロー後、インスタなどのSNSに「@pokkasapporo」「#わたしのポッカレモン」の2つを付けて投稿することで応募できるプレゼントキャンペーンです。

応募には「ポッカレモン100」や「塩レモンだれ」を使ったレシピや、空きビンの活用法などの画像を付けて紹介する必要があるため、応募のハードルは高くなります。しかし、ポッカレモンがターゲットとする「料理好き」にピタッとハマったキャンペーンです。ポッカレモンを使用したレシピが数多く紹介されるため、応募者以外に対しても販売促進につながります。

応募投稿がポッカレモンの公式アカウントやWebサイトで紹介される可能性があるのは魅力です。ポッカレモンのフォロワーは1万人(2020年7月13日現在)で、これから料理写真を投稿していきたいと考えるインフルエンサー志望の方には絶好の機会といえます。

キャンペーンが終了した現在は、応募投稿がポッカレモンのアカウントでリポストされ、「美味しそう」「作ってみたい」など、多くのコメントが寄せられています。

ハーゲンダッツ ジャパン|「#ハーゲンハート」が誕生

ハーゲンダッツジャパンのインスタを使った大々的なキャンペーンは年に数回ほどです。ほかは地道に「#ハーゲンダッツ」をつけたインスタをリポストしたり、ハーゲンダッツをさらに美味しくするスイーツレシピを投稿しています。

スマホの画面いっぱいに画像が表示されるインスタグラムは、アイスクリームのような視覚に訴える商品のプロモーションに適しています。また、年に何十種類と新フレーバーを発売するハーゲンダッツジャパンでは、新商品の紹介もCMなどと連動させて行っています。

フタをあけたときの空洞がハート型になる現象が「ハーゲンハート」と呼ばれて、「#ハーゲンハート」をつけて拡散されるようになり、投稿も1万件を超えています。

こうしたUGCが発生することが、現在のプロモーションでは重要視されています。インスタグラムはUGCが起こりやすく、若い女性ユーザーの利用も活発です。

Toyota_jp|「#トヨタグラム」で愛車をリポスト

フォロワー数31.1万人のトヨタでは、「#トヨタグラム」をつけたインスタグラム投稿があり、その数は14万件にも上ります。日本の絶景と共にたたずむトヨタ車の画像が投稿されており、愛車を全国のトヨタ好きに見てほしいというユーザーの思いが、見事に結実した企画です。

ほかにもトヨタは、タレントが出演する「トヨタイムズ」や、エンジン音をたっぷりと聞かせる「CV部」、新車を紹介する「New Car」といったストーリーズを複数開設し、動画でも訴求をしています。

日本旅行|あなたの『次の旅リスト』に入れるなら!?キャンペーン

日本旅行では2020年6月18日~7月31日に、「あなたの『次の旅リスト』に入れるなら!?」キャンペーンを行っています。「#次の旅リストはネモフィラ」、「#次の旅リストは花手水」、「#次の旅リストはモネの池」など、選ばれた10か所の旅先候補中から、フォロー&「#タビジェニ」をつけてリポストすることで応募できます。

抽選で「福箱」が当たり、アジアや沖縄を旅行した気分が味わえたり、海外ビール・おつまみが楽しめます。インスタで披露された投稿には、「わぁ。選ぶのも迷いますが写真を見ているだけでワクワク感が溢れます」といったコメントがついています。

美しい画像が旅への潜在欲求を高めるため、インスタの活用は旅行業界に適したプロモーション戦略の1つといえます。


インスタを活用して企業プロモーションしよう

インスタグラムは画像や動画を即時に投稿でき、加工も簡単で特に若者に人気で、若い世代への訴求に打ってつけのSNSです。コメント機能で双方向でのやり取りも容易なため、発信だけでなくプロダクトのフィードバックにも活用できます。企業プロモーションにインスタをぜひ活用してみましょう。

ライター
ひいづる堂
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