商品をプロモーションする手段のひとつである動画広告。YouTubeやSNSを見ていると再生される広告のことです。
動画広告ならば、不特定多数のユーザーにプロモーション効果があるため、認知度が低い商品でもコンバージョンに繋がりやすくなります。
現代は「テレビ離れ」が加速しており、動画の時代といわれています。動画配信サービスや動画閲覧媒体が充実してきたいま、動画広告を上手に活用していきたいですよね。
本記事では動画広告を導入したい初心者向けに、動画広告のやり方と特徴をご紹介します。ターゲットユーザーに対して、動画広告でアクションに繋げていきましょう。
3つの基本的な動画広告の種類
動画は画像やテキストと比べると、ユーザーに強い印象を与えます。映像が目に焼き付き、記憶に残りやすいため、ユーザーが購買やクリックなどのアクションを起こしやすくなるのです。
さらに動画広告自体が良質なコンテンツだった場合、SNSでの拡散も見込めます。商品のプロモーションを超えて、純粋に魅力的なコンテンツとして楽しまれたり、ブランディングの一助となったりする可能性も秘めています。
動画広告は基本的に3つの種類に分けられます。詳しくご紹介していきます。
■インストリーム
インストリームは動画再生時に流れる動画広告です。例えばYouTubeで動画を再生すると、先に広告が流れて数秒後に見たい本編の動画が再生されます。
広告を数秒後にスキップできるタイプをスキッパブル広告、最後まで強制的に広告を再生させるノンスキッパブル広告があります。
ユーザーが希望する動画コンテンツを見るには、スキッパブルとノンスキッパブルのいずれも動画広告を数秒は見ることになり、商品の魅力を存分に伝えられる点がメリットです。
数多くのユーザーにプロモーションできるため、配信初心者におすすめの動画広告です。
■インバナー
インバナーは媒体の広告掲載枠に流れる動画広告です。バナー広告枠に動画を当てたものでスキップできない広告になります。
ユーザーは動画広告を見ずに他のコンテンツを閲覧できるため、見られる回数は減ってしまいます。しかし細かいセグメントを行った広告配信設定をすることで、ユーザーの興味によって適切な動画広告を割り当てられるため、商品購入やクリックなどのアクションに繋がりやすく、広告主には魅力的です。
■インリード
インリードはWebページの途中に挿入された動画広告です。ユーザーがスクロールすることで、スキップされるようになっています。つまりユーザー自身で動画広告を視聴するか決められるのです。
メインコンテンツと同じスペースに表示され、ユーザーが動画広告を発見しやすくなっています。ユーザーの興味と上手くマッチすれば、高い効果を発揮できます。
動画広告を導入する前の準備
動画広告のやり方として事前の準備が重要です。ユーザーに強い印象を与えてアクションに繋がりやすいメリットも、裏を返せば、ユーザーにとって不快な動画広告では掲載媒体から離脱してしまいます。さらに商品や企業に対する印象が悪くなることもあるでしょう。
無計画に動画広告を制作し配信しても、ユーザーのアクションには到達しません。とりあえず作った動画広告は低品質になりやすいのです。
しかし高品質な動画制作といわれても困りますよね。そこでまずは動画広告におけるターゲットを明確にします。ユーザーの対象は広すぎず狭すぎず、どのような層に商品を使ってもらいたいのかを設定するのです。
他には動画広告以外の広告と連動したターゲット設定も有効です。また今までのテレビ広告の内容を動画広告に応用する方法もあります。商品や企業のブランディングを高めて、プロモーション効果を増幅できます。
動画広告を有効活用するためにも、準備として商品に適したターゲットの設定を考えてみましょう。
動画広告の配信先選定のコツ
動画広告はターゲットの選定が重要になりますが、広告の配信先を使い分けて、適切なターゲットにアプローチする方法があります。各配信先でブランドのアカウントを持っているならば、フォロワー層を分析し細かくターゲットを絞るやり方をとりましょう。
動画配信における主要な配信先に以下が挙げられます。
- YouTube
- LINE
なかでも動画配信のプラットフォームであるYouTubeは、幅広い年齢層にアプローチできます。インストリームにより、ユーザーに内容をしっかりと伝えられるためです。
他にFacebookの動画広告は、ユーザーの興味関心以外にも、地域や年齢などの細かい単位で動画広告の配信が可能になります。配信していくほど、さらに細かくターゲティングができるのです。さらに動画広告であってもユーザーのいいねやシェアなどのアクションによって、爆発的に拡散していく可能性も持っています。拡散されやすさも配信先を選ぶ基準になるでしょう。
ターゲットや商品にマッチする配信先を選ぶことで、効果的なアクションに繋げてユーザーの満足感も上げられるのです。
動画広告のやり方を押さえて活用しよう
5Gが始まり動画市場が伸びていく現代において、新しい広告手段である動画広告は、今後ますます有効な手段になっていくでしょう。
ただし闇雲に打ち出すのではなく、ターゲットや配信先の選定、効果的な種類を決めて、事前の準備と計画を絞ることが重要です。
動画広告の特徴を活かして、商品のプロモーションを適切に行なっていきましょう。
