横須賀市がAIチャットbot「ニャンぺい」の公開実験を開始!

横須賀市は5月20日、市民の悩み相談に対応するAIチャットbot「ニャンぺい」を公開しました。このチャットbotは、米OpenAIが開発した大規模言語モデル「GPT-4o」を活用しています。
本記事では、「ニャンぺい」 を公開した目的や、実際の使用感、今後の展望について解説していきますので、最後までご覧ください!

「GPT-4o」について詳しく知りたい方はこちら

ARCHETYP Staffingでは現在クリエイターを募集しています。
エンジニア、デザイナー、ディレクター以外に、生成AI人材など幅広い職種を募集していますのでぜひチェックしてみてください!

ボタンから募集中の求人一覧ページに移動できます。

ニャンぺい公開の目的

冒頭でも紹介したとおり、ニャンぺいは、OpenAIのGPT-4oを活用して市民の悩み相談を行うAIチャットbotです。しかし、このチャットbotはまだ開発段階にあり、“未完成”として公開されています。未完成で公開する目的としては、公開実験を通じてさまざまな不具合を洗い出し、改善することにあり、利用者は、不謹慎・不適切・不正確な発言が含まれる可能性があることに同意した上で利用することになります。未完成の段階であえて公開することによって、不謹慎・不適切・不正確を事前に学習させ、今後同様のパターンが入力された際に回避することができます。
失敗を学習することでどんどん成長していくプロセスは、人間も生成AIも同じみたいですね!

実際にニャンぺいを使用してみた

ニャンぺいはすでに横須賀市のサイトを訪れてみると使えるようになっていたので、実際にいくつか質問してみて、使い勝手を試してみました!

まずニャンぺいを訪れると、上記の文章が掲載されていました。語尾が「にゃん」で統一されている点からも、「ニャンぺい」という名前にぴったりですね!「ニャンぺい」であれば、小さいお子様でも楽しくGPT-4oを活用できると思います!
続いて、実際にプロンプトを入力してみました。プロンプトは、

『最近寝てる際に蚊が気になってよく寝れません。何かいいい対応策を考えてください。』

です。こちらは本当に著者が抱えている悩みです!このプロンプトに対するニャンぺいの反応がこちらです!

とても分かりやすく、かつ実用的な提案が返ってきました。不適切な内容も今回は検出されませんでした。試しにこちらから不適切な文章を送ってみたのですが、ニャンぺいはしっかりブロックしてくれましたため、十分に普段使いすることができるかと思います!

フィードバックの必要性と今後の活用

著者の投じたプロンプトだと不適切な文章は生成されませんでしたが、実際に不適切な文章が生成された場合はどうするべきかの対応について説明します!
ニャンぺいを利用する際に不正確や不適切な返答があった場合、利用者は専用フォームから報告することが推奨されています。収集されたフィードバックはレポートにまとめられ、他の自治体や企業と共有される予定となっています。横須賀市は、安心して相談できるチャットbotの実現と行政サービスの向上を目指しており、この公開実験を通じてチャットbotの安全性と信頼性を高めることが重要としています。横須賀市のコメントによれば、フィードバックをもとにより良いチャットbotの開発を進めていく方針となっています。
つまり、今回の公開の実験で多くのフィードバックが集まれば、今後記事を読まれている皆さんの自治体でも、ニャンぺいと同様のサービスができた際により安心したサービスが利用できるということです!

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回のニャンぺいのように、あらかじめ改善することが前提で開発されたモデルには、利用者のフィードバックが欠かせません。積極的に活用していき、全員で「ニャンぺい」を育てていきましょう!

ARCHETYP Staffingではクリエイターを募集しています

私たちはお客様の課題を解決するweb制作会社です。現在webサイト制作以外にも、動画編集者や生成AI人材など幅広い職種を募集していますのでぜひチェックしてみてください!
また、アーキタイプではスタッフ1人1人が「AI脳を持ったクリエイター集団」としてこれからもクライアントへのサービス向上を図り、事業会社の生成AI利活用の支援及び、業界全体の生成AIリテラシー向上に貢献していきます。
生成AIの活用方法がわからない、セミナーを開催してほしい、業務を効率化させたいなどご相談ベースからお気軽にお問い合わせください!

ボタンから募集中の求人一覧ページに移動できます。

クリエイター登録して、案件情報を受け取る!

クリエイター登録