Stability AIが画像から3Dモデルを創り出すAI「TripoSR」を発表!

Stability AIが、画像から3Dモデルに変換することができるAIツール「TripoSR」を発表しました。
本記事では、「TripoSR」の概要から実際に試してみた結果など詳しく紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

Stability AI公式ブログはこちら

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TripoSRの特徴

TripoSRは、画像から高品質な3Dモデルを生成するAIツールで、最大の特徴は任意の画像をもとに複雑な3Dオブジェクトを瞬時に作り出すことです。
この技術は、他の3Dモデル生成ツールと比較しても圧倒的な速度を誇っており、NVIDIA A100を使用したテストでは3DCGの生成にわずか0.5秒という結果が出ました。
公式ブログを見る限り、生成される3Dモデルは細部にわたるまで精細で、実際のオブジェクトを忠実に再現するため、エンターテイメント、工業デザイン、建築など様々な分野での応用が期待されています。また、非常に直感的なユーザーインターフェースを備えており、画像をアップロードして「Generate」ボタンをクリックするだけで、数秒内に3Dモデルを得ることができます。さらに、GPUがない環境でも動作するため、より多くのユーザーが高品質な3Dモデル生成を作成することができます。

引用元

実際に「TripoSR」を使ってみた

説明だけでは、イメージが湧かないと思いますので、すでに用意されているデモサイトを使用して、実際に生成してみます!
デモサイトはこちら

今回はMidjourneyで生成した画像を3Dにしてみたいと思います。
やり方は簡単で、画像(今回は猫)をアップロードして、「Generate」ボタンを押すだけです。

生成された結果がこちら
正面は良いのですが、横を向いた時にちょっと不自然な仕上がりになりました。
ただ、生成スピードはとても速いです。

次は動物ではなく、みんな大好きフライドチキンで試してみます。
やはり、横向きになった時に不自然な形になりました。

最後にマグカップで試してみます。
先ほどに比べると、自然ではありますが、形や色の統一ができていない印象があります。

実際に使ってみて、正直、精度はまだムラがある印象を受けましたが、生成スピードが速く、気軽に試すことができる点が良いと思いました。
他の写真だとより自然にできる可能性もありますので、興味を持った方は、ぜひ試してみてください!

技術的背景と開発過程

TripoSRの開発は、2023年11月に公開された論文「単一画像から3Dへの大規模再構成モデル」に触発されてスタートしました。この論文では、単一の画像から高品質な3Dモデルを生成するための新たな手法が提案されており、TripoSRはこの手法を実用化したものです。
開発チームは、Stability AIと3Dモデル生成技術を手掛けるTripoとの提携の下、画像から3Dオブジェクトを迅速かつ精密に再構築するAIモデルを設計しました。
この過程で、深層学習アルゴリズムと大量のデータセットを活用して、AIが実際の物体の形状、テクスチャ、照明効果を理解し再現できるようトレーニングが行われました。

まとめ

いかがだったでしょうか?
誰でも簡単に3Dモデルをすぐに作成できることが、TripoSRの強みだと思います。
今後、精度もさらに向上していくことが予想されますので、引き続き動向を追っていきましょう!

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