OpenAI Codexが一般提供開始!Slack連携で開発が変わる

OpenAIが開発者向けAIツール「Codex」の一般提供を開始しました。5月の研究プレビュー版公開から数ヶ月で、日次利用者は10倍以上に増加。DuolingoやCisco、Rakutenといった企業が実際の開発現場で使い始めています。コードを書くという行為が、今まさに変わろうとしています。

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チームの誰もがCodexを使える時代へ

Codexは今回の一般提供開始に伴い、3つの新機能を発表しました。その中でも最も注目すべきは、Slack連携機能です。
Slackのチャンネルやスレッドで@Codexとメンションするだけで、AIが会話の文脈を読み取り、適切な環境を選んでタスクを実行してくれます。完了すると、Codexクラウド上の作業へのリンクが返ってきます。まるで同僚に「ちょっとこれやっておいて」と頼むような感覚です。そこから変更を本番環境に統合したり、さらに修正を加えたり、自分のパソコンに作業を引き継いだりできます。
Codexは、エディタ(コードを書くソフトウェア)、ターミナル(コマンドを入力する画面)、クラウド(インターネット上の作業環境)という3つの場所で動作します。すべてがChatGPTアカウントで連携しているため、どこで作業を始めても別の場所でシームレスに続けられるのです。
開発者向けには、Codex SDKという新しいツールも登場しました。これは、Codex CLIを支えるオープンソースのエージェント(自律的に作業を進めるプログラム)と同じものを、わずか数行のコードで自社のツールやアプリに組み込めるものです。GPT-5-Codexは、このエージェント実装と組み合わせることで最高のパフォーマンスを発揮するよう、Codex専用にトレーニングされています。現在はTypeScriptに対応しており、今後さらに多くの言語で使える見込みです。さらに、CI/CDパイプライン(コードの自動テストと配備の仕組み)への統合を簡単にするGitHub Actionもリリースされました。
GPT-5-Codexの成長速度は目を見張るものがあります。ローンチからわずか3週間で40兆トークン以上を処理しており、OpenAIが公開したモデルの中でも特に早いペースで普及しています。では、この新しいツールは実際の現場でどのように使われ、どんな変化をもたらしているのでしょうか。

実際の現場で何が起きているのか

世界中の企業がCodexを導入し始めており、すでに具体的な成果が見え始めています。
Cisco氏Ciscoでは、エンジニアがCodexを使って複雑なプルリクエストのレビューを行っています。プルリクエストとは、コードの変更を提案する作業のことで、他のメンバーがその内容をチェックして品質を確保するプロセスです。Codexの導入により、このレビュー時間は最大50%短縮されました。手作業でのチェックに費やす時間が減った分、エンジニアはより本質的で創造的な仕事に集中できるようになっています。興味深いのは、Codexが人間の書いたコードだけでなく、Codex自身が出力したコードもレビューする点です。こうして高い品質基準を維持しながら、より速い製品リリースサイクルを実現しています。
食品配達サービスを展開するInstacart氏はは、Codex SDKを自社のバックグラウンドコーディングエージェントプラットフォーム「Olive」に組み込んでいます。エンジニアはリモート開発環境を立ち上げ、ワンクリックでエンドツーエンドのタスクを完了できるようになりました。Codexは、デッドコード(もう使われていない古いコード)や期限切れの実験的なコードを自動的にクリーンアップします。こうした技術的負債(後回しにされてきた整理作業)を片付けることで、コードベース全体の品質が向上し、システムのレスポンス速度も改善されています。さらに、反復的でよく理解された変更作業も引き受けるため、バックログが削減され、開発速度が大幅に上がっているのです。
企業での本格導入を支えるため、ChatGPTのBusiness、Edu、Enterprise向けには管理者用の新機能も追加されました。管理者はワークスペース内のCodexクラウド環境を編集・削除でき、新しい分析ダッシュボードでは利用状況やコードレビューの品質を追跡できます。Slack連携とCodex SDKは、ChatGPT Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseの各プランで10月6日から利用可能となり、10月20日以降はCodexクラウドタスクも使用量にカウントされます。
CiscoやInstacartのような実例が示すように、Codexはもはや単なるツールではなく、開発チームの新しいメンバーとして機能し始めているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
Codexの一般提供により、コードを書く作業はより多くの人に開かれたものになりました。Slackから気軽に話しかけるように使え、実際の企業では作業時間が大幅に短縮されています。かつて一部の専門家だけのものだった開発という領域が、少しずつ私たちの身近なものに変わり始めています。誰もが使える新しい時代が、静かに、しかし確実に始まっています。

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