はじめに
2023年から画像生成AIを使用するアーティストやデザイナーは増えたのではないでしょうか?
現在は、画像生成AIツールを使用する人と使用しない人で分かれている印象がありますが、2024年はさらにAIの進化の加速が予想されており、今後は誰もがスマートフォンを持っているように、画像生成AIも当たり前に使う時が来ると思います。
この記事では、つい最近V6にバージョンアップした画像生成AIツール「Midjourney」と、その成果を集約し共有するプラットフォーム「Midlibrary」について深掘りしていきます。
Midjourneyは、テキスト入力に基づいて高品質な画像を生成するAIです。
美しい風景画から緻密なイラスト、さらには実在しない建築物のデザインまで、Midjourneyは幅広いビジュアル表現を可能にしています。
そして、Midjourneyの多彩な可能性をより深く理解するためには「Midlibrary」が鍵となります。Midlibraryは、Midjourneyを使って生成された様々なスタイルの画像を集めたオンラインライブラリで、アンドレイ・コバレフ氏をはじめとするMidjourneyの熱心なユーザーが運営しており、Midjourneyの各バージョンで生成された画像を保存し、公開しています。
今回はMidjouneyの登録方法や基本的な使い方、テクニック等は以下の記事で紹介していますので割愛しますがMidlibraryについて知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください!
Midjourneyの使い方と活用事例を徹底解説!
Midjourneyの新機能!Style Tunerの使い方を解説
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Midlibraryの機能と使い方
Midlibraryは、Midjourneyで生成された画像をカテゴリ別に探索できる、直感的でユーザーフレンドリーなプラットフォームです。
基本的な機能を以下にまとめます!
スタイルの選択と探索
メニューにある「All styles」を選択すると、Midjourneyで生成された様々なスタイルの画像が一覧で表示されます。例えば、アート風のスタイルを探す場合、検索欄に「art」と入力し該当する項目をクリックするだけです。
バージョン別の画像比較
Midjourneyは複数のバージョンを持っており、それぞれ異なる特徴を持ちます。
Midlibraryでは、これらのバージョン(ver6、5.2、5.1、5、4、にじジャーニーなど)ごとの出力結果を見ることができます。
特定のスタイルを選択した後、バージョンごとの画像が表示され、違いを直接比較することが可能です。
また、画像を生成したプロンプトを確認することもできます!
Midlibraryの使い方は非常にシンプルですが、その機能はMidjourneyの可能性を最大限に引き出すための重要なキーとなります。
特に、異なるバージョン間での結果の比較は、特徴を理解することができ、最新バージョンだけを使用するのではなく、生成したい画像によっては、あえてバージョンを下げて生成することもおすすめです!
Midjourneyのバージョン別特徴
Midjourneyはその進化を続ける中で、いくつかのバージョンアップデートを経てきました。それぞれのバージョンは独自の特徴を持ち、異なるタイプの画像生成に適しています。Midlibraryを利用することで、これらのバージョン間の差異をより深く理解することができます。
今回は「Beautiful Japanese woman in her 20s.」というプロンプトで試してみました。
バージョン6の特徴
最新のバージョン6は、特に写真のリアルさに重点を置いています。
このバージョンで生成された画像は、細部に至るまで精密に再現されており、現実の写真と見間違えるほどの品質を持っています。
バージョン5の特徴と比較
一方、バージョン5では、雪景色やモノクロ画像など、異なるタイプのビジュアルが特徴です。
バージョン6と比較すると、バージョン5の画像は、ある種の芸術的な表現に重きを置いており、より抽象的で表現力豊かな結果を生み出しています。
このバージョンの違いをMidlibraryで視覚的に比較することで、どのバージョンが特定のプロジェクトに適しているかを判断する手助けとなります。
にじジャーニー(アニメ系イラスト特化バージョン)
アニメ系イラストに特化したバージョンである「にじジャーニー」です。
にじジャーニーは特定のジャンルのビジュアル表現に特化したい場合に最適です。
このようにバージョンによって生成される画像には大きな違いと特徴があります。
Midlibraryを利用することで、これらのバージョン間の違いを直感的に理解し、自分のプロジェクトやアイデアに最適なバージョンを選択することができます。
Midlibraryの追加機能
Midlibraryは、画像の探索と比較だけでなく、さまざまな追加機能を提供しており、これらを活用することでMidjourneyの可能性をさらに広げることができます。
Midlibrary公式サイトはこちら
「Classifer」機能の活用
Midlibraryには、「Classifer」という検索ツールが備わっています。
これを使うと、画像に付けられたテキストタグを基にして検索することが可能です。
例えば、「かわいい」「水墨画」「サイバーパンク」といった特定のキーワードで画像を検索することができ、必要なスタイルやテーマの画像を迅速に見つけることができます。
「Midguide」の活用
「Midguide」はMidjourneyのプロンプトやパラメーターについて、運営陣がまとめた技術的なコラムを提供するセクションです。
ここでは、Midjourneyの使い方や、より効果的な画像生成方法についての詳細なガイドを読むことができます。
初心者から上級者まで、Midjourneyをより深く理解し、効果的に使用するための貴重な情報源となります。
「Testing Lab」の利用
Midlibraryの「Testing Lab」では、各バージョンごとに特定のスタイルでどれだけ精度の高い画像を出力できているかをチェックするベンチマークテストの結果を提供しています。
この機能を利用することで、どのバージョンが特定のスタイルやテーマに最適かを判断するのに役立ちます。
これらの追加機能をうまく活用していくことで、Midjourneyを使って独自のビジュアルを生み出す際に、非常に有効なアシストとなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Midlibraryには、数え切れないほどのスタイルとテーマの画像があります。画像生成イメージ通りに生成するのは難しい、そもそイメージができないといったこともあると思いますが、特定のプロジェクトに取り組んでいる際に、新しいアイデアや視覚的なコンセプトを求めているときに、Midlibraryを参照するこで新たな視点や気づきを得ることができます。
また、Midjourneyを使用する際、どのバージョンを選択すべきか、どのようなプロンプトを入力すべきかという疑問も解消できます。
特徴を理解して、イメージ通りの画像を生成していきましょう!
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