AIデザインの次なる一手!Ideogram 2.0が示す画像生成AIの新境地

Ideogramが発表したテキストから画像を生成するAIモデル「Ideogram 2.0」が注目を集めています。高精度なテキスト描画や色彩制御などの新機能により、AIによる画像生成の可能性が大きく広がりました。
本記事では、Ideogram 2.0の主要機能、業界への影響と応用分野、Ideogram2.0の使い方とMidjourneyとの生成画像比較について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

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Ideogram 2.0の主要機能

Ideogram 2.0の最大の特徴は、高度なテキスト描画能力にあります。特に「Design」スタイルを使用することで、テキスト描画の品質が大幅に向上し、グリーティングカード、Tシャツデザイン、ポスター、イラストレーションなどに、より長くより正確なテキストを含む画像の作成が可能となりました。また、新たに導入されたカラーパレット機能では、ユーザーに生成される画像の色彩をより詳細に制御する力を与えています。複数のカラーパレットから選択できるこの機能により、ブランドの一貫性を保つことや特定の雰囲気を表現することが容易になり、クリエイティブな可能性が大きく広がりました。さらに、Ideogramはパブリックベータ版APIを公開し、開発者や企業が自社のアプリケーションやワークフローにIdeogramの技術を統合できる環境を整えました。同社は、他のモデルと比較してより低コストで優れた画質を提供すると主張しており、この価格競争力は市場での位置づけを強化する要因となっています。以下に、Ideogram 2.0とMidjourneyの価格を比較してみます。

Ideogram 2.0

Midjourney

上記の画像からも分かるとおり、Ideogram 2.0の方が全体的に安くなっていることが分かります。ただし、大幅に差があるとは言えないため、あとは好みの問題になってくるかと思われます。後ほど、Ideogram 2.0とMidjourneyの画像を比較していきますので、どちらの画像が好みか参考にしてみてください!

業界への影響と応用分野

Ideogram 2.0の登場は、様々な業界に影響を与える可能性があります。広告やブランディング業界では、この技術の活用により制作プロセスが変化すると予想されます。高精度なテキスト描画と色彩制御機能を利用することで、広告やブランドビジュアルの迅速な制作とプロトタイピングが可能となり、クリエイティブチームはより多様なデザイン案を短時間で生成し、クライアントに提示できるようになるかもしれません。Ideogram 2.0は、中小企業や個人クリエイターにとっても新たな選択肢となる可能性があります。高品質なビジュアル制作に必要な専門知識やソフトウェアへの多額の投資なしに、高品質の画像を生成できるようになることで、小規模なビジネスでもブランドイメージの向上や効果的なマーケティング材料の制作が可能になると考えられます。Eコマース業界でも、この技術の活用が検討されています。商品画像の生成やカスタマイズ製品のプレビュー表示など、顧客体験を向上させる様々な用途が想定されています。
このように、Ideogram 2.0は多様な業界で活用される可能性があり、ビジネスプロセスや創造的作業のあり方に変化をもたらす可能性があります。画像生成でコストと時間の両方を削減できるため、まだ触ったことない方は、次のセクションで使い方を説明していきますので、一緒に使ってみましょう!

Ideogram2.0の使い方とMidjourneyとの生成画像比較

まずはIdeogramのサイトからからIdeogram2.0に登録してみてください。登録やGoogleからでもAppleからでも可能です!登録すると、以下のようにテキストを入力する画面が現れます。

こちらにテキストを入力し、「Generate」を押すだけで画像が生成できます。簡単ですね!
今回筆者は「A female model walking down the street in New York(女性モデルがニューヨークの街を歩く)」というプロンプトを入力してみました。

画像のサイズやモデル、そして気になるカラーパレット機能を選択することができます。後ほどカラーパレットは紹介しますが、まずはデフォルトの設定で画像を生成してみたいと思います。生成された画像は以下のとおりです:

指示通り、モデルとわかるオシャレな女性が生成されました。しかし、ニューヨーク感はあまりありませんでした、、
続いては同じプロンプトでカラーパレットを変更してみたいと思います。設定パネル内に「Color palette」と表記されたものがあると思いますので選択してください。すると以下のように複数のカラーパレットを選択することが可能できます。

先ほどはAutoにしていたので、「Ember」が選択されていました。こちらは自分でも選択が可能なため、「Ultramarine」を選択してみたいと思います。生成された画像は以下になります:

こっちの方がシティー感を感じられ、ニューヨークの雰囲気に近いかと筆者は感じました。色味を変えるだけで、同じプロンプトでも雰囲気がガラッと変わることがわかりますね!
ここからはIdeogram2.0とMidjourneyで同じプロンプトの画像を生成してみて、どれくらいの差が出るかを確認していきたいと思います。

1.Green bear playing guitar(ギターを弾く緑色のクマ)

Midjourney

Ideogram2.0

雰囲気は似たものを感じます。Midjourneyは哀愁とクールな雰囲気を感じますが、Ideogram2.0からは少しの寂しさと温かみを感じました。同じプロンプトでも異なる雰囲気の画像が生成されることが、こうして画像を並べるとわよく分かりますね!

2.The World 2000 Years Later(2000年後の世界)

Midjourney

Ideogram2.0

こちらのプロンプトはかなり雰囲気が変わりましたね!プロンプトの趣旨を捉えていたのはIdeogram2.0かと思いましたが、Midjourneyも間違ってはいないところが面白いです!
今回の2パターンのように、同じプロンプトでも雰囲気や特色が異なる画像が生成されることが理解できたかと思われますので、余裕のある方は2つの画像生成AIを使い分けてみるといいかもしれません!

まとめ

いかがだったでしょうか?
Ideogram 2.0は、AIによる画像生成技術に新たな可能性をもたらしています。高精度なテキスト描画や色彩制御など、独自の機能により、クリエイティブ産業に大きな変化をもたらす可能性がある一方で、著作権や誤情報拡散といった課題も浮上しています。技術の発展と並行して、適切な利用法や規制の検討が必要であり、今後この技術がどのように発展し、社会に受け入れられていくか、大きな注目を集めることでしょう。

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