GMOインターネットグループは、生成AIの活用に注力し、2024年6月時点で月間約13万2,000時間の業務時間削減を実現しました。この成果を基に、新たな取り組み「GMO Brain AI プロジェクト」を開始しています。
本記事では、GMOインターネットグループのAI活用戦略と実績、「GMO Brain AI プロジェクト」の概要と目標、GMOイズムを学習したLLMの開発について紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
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GMOインターネットグループのAI活用戦略と実績
GMOインターネットグループは、約10年前からAIの研究・開発を進めていますが、2022年11月のChatGPT登場を機に、グループ全体でのAI活用を本格化させています。その戦略は主に「時間とコストの節約」「既存サービスの質向上」「AI産業への新サービス提供」の3つの軸で展開されています。
時間とコストの節約においては、2023年度に社内公募コンテスト「AI(愛)しあおうぜ!ChatGPT業務活用コンテスト」を実施し、生まれたアイデアを実際のサービスに反映しています。また、全パートナー向けのAIセミナーや、非エンジニア向けAI人財育成プログラム「虎の穴」を開始し、AIリテラシーの向上に努めているようです。
既存サービスの質向上では、ドメイン、ホスティング、EC、広告など幅広い領域で生成AI技術を活用し、顧客への付加価値を高めています。
AI産業への新サービス提供としては、2023年5月に「GMO AI&Web3株式会社」を設立し、AIスタートアップ支援を強化しています。また、2024年4月には経済安全保障推進法に基づく「クラウドプログラム」の供給確保計画の認定を受け、約100億円規模のGPUサーバーへの投資を決定しています。
GMOインターネットグループは、AIに関する取り組みを積極的に行なってきたことがこのセクションからも読み取れたかと思われます。従業員全員がAIを活用できることができれば、業務の効率化がさらに促進されていきそうです!
「GMO Brain AI プロジェクト」の概要と目標
GMOインターネットグループは、今後あらゆる局面において意思決定のさらなる高速化が必要であると考え、「GMO Brain AI プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトでは、2024年12月を目途に全パートナー(従業員)向けの社内AI提供を開始する予定です。本プロジェクトの主な目標は以下の3点です:
- 創出した時間を活用した提供サービスの質向上
- AIと人間それぞれの役割の明確な区分け
- AIを最大限活用できる「目利き力」を持った人材の育成
これらの目標達成のため、GMOインターネットグループはAIを「相談役」として位置づけています。グループ内の知見と意思決定プロセスを学習させたAIを活用し、全パートナーが常時相談できる環境の構築を計画しています。プロジェクトリーダーの李奨培氏は、「全パートナーがAI熊谷正寿に24時間いつでも直接相談できる環境を築くこと」をゴールとして掲げています。この取り組みにより、すべてのパートナーがAIを活用できる人財となり、削減した時間でよりクリエイティブで知的な業務に専念し、AIを活用した各種プロダクトやサービスの開発を促進させることを目指しています。
上司に質問したいが、内容やタイミングによっては聞きにくいと感じることが仕事上あると思われます。そのような場面において、AIの相談役であればいつでも気軽に相談できるので、効率は格段に上がりそうです!
GMOイズムを学習したLLMの開発
「GMO Brain AI プロジェクト」の最初のステップとして、GMOインターネットグループはオープンソースのLLM(大規模言語モデル)を活用し、独自のAIモデル開発に着手しています。このモデルの特徴は、GMOインターネットグループが大切にしている「GMOイズム」を学習させることです。
GMOイズムとは、同グループが掲げる不変の目標「スピリットベンチャー宣言」をはじめ、リーダーの心得、勝利の法則などをまとめたものです。一般的な企業理念に相当するものですが、GMOインターネットグループでは全パートナーが定期的に唱和し、実践する行動指針として位置づけられています。このGMOイズムを学習したAIモデルの開発により、グループの価値観や意思決定プロセスを反映したAIアシスタントの実現を目指しています。これは単なる汎用AIの導入ではなく、GMOインターネットグループの企業文化や知見を活かしたカスタマイズされたAIソリューションの開発を意味します。
社内メンバーに企業理念を浸透させることは事業経営において重要ですが、AIにも企業理念を浸透させることができれば、生成されるアウトプットの質も会社の求めるものに近づく可能性が高まりそうですね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
GMOインターネットグループの「GMO Brain AI プロジェクト」は、AIを活用した意思決定の効率化と、全パートナーのAIリテラシー向上を目指す取り組みです。独自のGMOイズムを学習させたLLMの開発や、グループ全体でのAI活用の推進により、業務効率の向上を実現しています。今後は、AIを「相談役」として位置づけ、各パートナーの意思決定をサポートすることで、さらなる成長が期待されます。今後もGMOインターネットグループのAIに関する取り組みには注目が集まりそうです!
以前にGMO教えてAI株式会社が提供する「天秤AI byGMO」についても紹介していますので、合わせてご覧ください:
天秤AI byGMO」登場!無料で最新生成AIモデルを同時検索・比較が可能
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