33言語のキャプションに対応!リアルタイム音声翻訳「DeepL Voice」登場

DeepLは2024年11月、リアルタイム音声翻訳ソリューション「DeepL Voice」の提供を開始しました。
オンライン会議向けの「Voice for Meetings」と対面会話向けの「Voice for Conversations」という2つの機能を通じて、言語の異なる相手とのコミュニケーションを可能にします。

ARCHETYP Staffingでは現在クリエイターを募集しています。
エンジニア、デザイナー、ディレクター以外に、生成AI人材など幅広い職種を募集していますのでぜひチェックしてみてください!

ボタンから募集中の求人一覧ページに移動できます。

DeepL Voiceがもたらす2つの機能

世界228の市場で10万社以上の企業や政府機関から信頼を得ているDeepLは、2017年の設立以来、高品質な翻訳サービスを提供し続けており、現在は1,000人以上の従業員を擁しています。
そんなDeepLが提供を開始したDeepL Voiceは、異なる言語環境でのコミュニケーションを支援する2つの機能を備えており、その1つ目となる「Voice for Meetings」は、オンライン会議での多言語コミュニケーションをサポートするものです。この機能により、参加者は自分の母国語で発言でき、その内容は他の参加者の希望する言語でリアルタイムにキャプション表示されることが特徴となっています。
2つ目の「Voice for Conversations」は、対面での1対1のコミュニケーションに特化したモバイル向け機能として開発されました。会話の内容をリアルタイムで翻訳し、モバイル画面上にキャプション表示する仕組みとなっており、2つの表示モードを用意することで1台のデバイスでの双方向のコミュニケーションを実現しています。
これら機能の実効性は、すでに実際の導入事例からも確認されています。食品メーカーBrioche Pasquierでは、Voice for Meetingsの導入により海外拠点との連携に大きな変化が見られました。同社の国際化コーディネーター、クリスティーン・オーブリー氏は「DeepL Voice for Meetingsの導入により、チームに一体感が生まれ、拠点間のギャップを解消できた」と述べており、さらに「1つの言語しかサポートしていない他のツールと比較して、DeepL Voiceは最も完成度が高い」と高く評価しています。
現在、音声入力は英語、日本語、ドイツ語、韓国語など13言語に対応しており、翻訳されたキャプションはDeepLがサポートする33の言語で表示可能です。このような多言語対応を実現するためには、高度な技術基盤が必要不可欠であり、その詳細について次のセクションで見ていきましょう!

高精度な翻訳を実現する技術的特徴

DeepL Voiceの核となるのは、多様なアクセントや環境に対応したAIモデルです。クテロフスキーCEOによると、音声翻訳では不完全な入力や発音の違い、環境音などの課題に直面するため、これらを初期段階から考慮したシステム設計を行ったとのことです。
開発過程においては、ベータプログラムを通じて企業ユーザーと緊密に連携し、実務上の課題解決に重点を置いてきました。その成果は2024年11月13日にベルリンで開催された「DeepL Dialogues」で披露され、参加者は実際のデモンストレーションを通じて、複数の言語でのリアルタイム会話翻訳を体験することができました。
技術面での取り組みとしては、2024年前半にDeepL Write Proの発表や用語集機能のアップデートを行い、GPT-4、Google、Microsoftを上回る翻訳品質の次世代大規模言語モデルを発表しています。これに加えて5月には、著名な投資会社Index Venturesが主導する3億ドルの資金調達を実施し、20億ドルという評価額を獲得。このような技術力と成長性は、Forbes Cloud 100への選出という形でも評価されており、DeepL Voiceの今後の発展を支える確かな基盤となっています。成長真っ只中のDeepLの活躍には今後も注目していきたいですね!

まとめ

いかがだったでしょうか?
DeepL Voiceは、オンライン会議や対面での会話において、言語の壁を取り除く新たな選択肢として登場しました。多様なアクセントや環境に対応したAIモデル、13言語の音声入力対応、33言語のキャプション表示など、実用的な機能を備えており、すでに実際の企業での導入事例も出始めています。このことから、グローバルなビジネスコミュニケーションの手段として、今後さらなる活用の広がりが期待されます。

ARCHETYP Staffingではクリエイターを募集しています

私たちはお客様の課題を解決するweb制作会社です。現在webサイト制作以外にも、動画編集者や生成AI人材など幅広い職種を募集していますのでぜひチェックしてみてください!
また、アーキタイプではスタッフ1人1人が「AI脳を持ったクリエイター集団」としてこれからもクライアントへのサービス向上を図り、事業会社の生成AI利活用の支援及び、業界全体の生成AIリテラシー向上に貢献していきます。
生成AIの活用方法がわからない、セミナーを開催してほしい、業務を効率化させたいなどご相談ベースからお気軽にお問い合わせください!

ボタンから募集中の求人一覧ページに移動できます。

クリエイター登録して、案件情報を受け取る!

クリエイター登録