AIスタートアップのAnthropicが開発した「Claude 3」が今注目を集めています!
この新しいAIモデルは、以前のバージョンや競合他社のAIモデルを超える性能を持っていると報告されており、特に日本語を含む複数言語での対話能力や画像とテキストの処理能力で優れた成果を見せています。
本記事では、Claude 3の登場背景、特徴、ベンチマークテストの結果、実用例など詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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Claude 3の開発背景
前モデルである「Claude 2」がすでに高い評価を受けていた中、Claude 3は、さらに複雑なタスクへの対応や多言語での使用拡大、そしてAIと人間とのより自然な対話を実現することに重点を置いて開発されました。また、AIモデルの安全性や倫理的な使用を確保するためのガードレールの強化も行われています。このように、AIが持つ潜在的なリスクを管理しつつ、その恩恵を最大限に引き出すことを目的としてClaude 3が登場しました。
Claude 3の特徴
Claude 3は、前世代のAIモデルを大きく上回る機能を備えており、最大の特徴は、処理能力の高さと、複数の言語に対応している点です。
具体的には、日本語を含む多言語での対話能力が強化されており、より自然で理解しやすいコミュニケーションが可能になっています。また、Claude 3は画像とテキストの両方を処理できるマルチモーダルAIとして開発されており、テキスト生成だけでなく、画像に関する説明や分析も行うことができます。
モデルは、’Haiku’、’Sonnet’、’Opus’の3つが用意されており、自身のニーズや予算に応じて最適なオプションを選択できるようになりました。さらに、Claude 3は長文コンテキストにおいても20万トークンまで対応しており、大量の情報を一度に処理することができます。
性能比較とベンチマーク
Claude 3は、複数のベンチマークテストを行い、皆さんが普段使用している、OpenAIの「GPT-4」やGoogleの「Gemini」など、他のAIモデルより多くの面で上回る結果が出ました。
このベンチマークテストでは、一般常識、専門知識、数学的推理、自然言語処理能力、さらには画像分析の能力に至るまで、Claude 3は幅広い分野で高パフォーマンスを発揮することがわかりました。特に、高度なトレーニングとデータセットを用いた結果、複雑な問題解決や深いテキスト理解で人間に近いレベルの理解力を示しました。
先ほどのセクションでも記載はしましたが、テストでは’Haiku’、’Sonnet’、’Opus’の3つのモデルが使用されており、性能としては’Haiku’が最も高速でコスト効率の高いモデルになっています。(Haikuは3/6時点では、まだ一般提供されていません)
‘Sonnet’は’Haiku’よりも高い能力を持ち、Claude 2よりも2倍高速で、情報検索など素早い対応が求められるタスクに優れています。
‘Opus’はClaude 2とスピードは同じですが、一番高いレベルの能力を備えています。
画像と文章の同時処理能力
Claude 3は、マルチモーダルAIとしても注目されており、テキストだけでなく画像を含む複数のデータ形式を同時に処理し、解析することができます。
例えば、画像を解析してその中のオブジェクトを特定し、それについての詳細情報や説明をテキストで説明させることも可能です。また、テキストで説明されたシナリオに基づいて、関連する画像の内容を理解することもできます。
後のセクションの実用例でも紹介しますが、画像認識の精度はかなり高いのが印象的でした。
今後、このようなマルチモーダル処理能力は、教育、エンターテイメント、研究、ビジネス分析など、さまざまな分野での応用が期待されています。
実用例
「ChatGPT研究所」の投稿では、GPT-4とClaude 3の比較が紹介されており、文字の読み取りに関してはGPT-4をClaude 3が上回っています。
こちらは、ClaudeにPDFの文書を出力するように指示した例ですが、正確に出力されています。
数字や計算が現状の生成AIは弱いと言われていますが、領収書の文字起こしも可能になっています。
回答スピードもClaudeがGPT-4を上回っています。
以上の使用例から、画像認識機能やスピードはかなり高性能であることがわかります。
料金とアクセス方法
まずは、Claudeのアクセス方法を解説します。
こちらのリンクからGoogleアカウントやメールアドレス等でアカウントを作成し、電話番号の登録を行います。
これだけでセットアップは完了で、中央の入力欄に文章を入力して使用することができます。
有料プランの「Pro」にしたい場合は「upgrade to Claude Pro」を選択すると決済画面に移動します。料金は月額$20で、一番高性能なモデル’Opus’を使用することができます。
次にAPI料金を説明します。
基本的にClaude 3はAPIを利用するため、料金は入出力されるトークン数に基づいて算出されます。トークンは1単語が1トークンとして考えるのが良いです。
以下がモデルごとの料金になります。
使用用途に合わせて最適なモデルを選択していきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今まではGPT-4が頭一つ抜けている印象でしたが、今回のベンチマークテストでGPT-4を超えた結果が出ました。ただ、ChatGPTにはCode InterpreterやGPTs、メモリー機能、DALL・Eなどもありますので、一番は用途に合わせた、使い分けが大切だと思います。
また、今後GPT-4.5や5が登場するという噂もありますので、引き続き動向を追っていきましょう!
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